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親などからの経済的援助をうけていますか?

新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、明日の看護職を目指す学生たちの生活と勉学環境にもより深刻な影響を及ぼしているのではないかと考え、看護学生が置かれている現状を把握するための全国実態調査を昨年に続き、実施したので報告する。
<集計概要> 回答数1,347名
●46都道府県、231の看護師等学校養成所の学生(看護学生)から回答を得た

2021年コロナ禍での看護学生の現状と必要な手立て

~看護学生全国実態調査の報告~より

経済状況について

 

1.親などからの経済的援助をうけていますか?

(n=1,316)

援助を受けている学生60%
4割の学生は、親などから経済的支援を受けていない

 

2.世帯の年収を教えてください

2020年(n=1,080) 2021年(n=1,254)

3.コロナ禍前と現在で世帯収入の変化はありましたか?

4.親からなどから受けている経済的援助の、1か月のおおよその金額はいくらですか?

5.経済的に困った場合の対処方法

まとめ

• 世帯収入がかなり減少したと179名(13.9%)が回答した。約半数が、世帯年収が減ったと回答しており、コロナ禍の影響の大きさと深刻さがうかがえる。
• 親などから受けている経済的援助額は減少傾向であることを併せると、学生とその親双方の困難な生活状況が浮き彫りになってくる。
• 学費の総額は、高額であり、経済的困窮で在籍することに困難をきたしている。そもそも学費を事由に看護職を目指す夢を諦めざるを得ないという学生もいた。
• 食費を削る、貯金を崩すなど切り詰めた生活を強いられている。

看護学生実態調査結果資料はこちら

▲ PDFでご覧になれます。

 

全日本民医連は2021年12月1日、看護師を目指すすべての学生並びに看護養成校への必要な支援を求め、厚生労働省と文部科学省あてに要望書を提出。パンデミックの中で一層強く求められている未来の看護職の養成のために政府が責任をもって支援するよう訴えました。…詳細はこちらから

 

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掲載日:2021年12月6日/更新日:2021年12月16日