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親などからの経済的援助をうけていますか?|全国実態調査より

民医連では新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、明日の看護職を目指す学生たちの生活と勉学環境にもより深刻な影響を及ぼしているのではないかと考え、看護学生が置かれている現状を把握するための全国実態調査を引続き、実施したので報告する。
<集計概要> 回答数1,556名
●45都道府県の看護学生から回答を得た

2022年コロナ禍における全国看護学生アンケート結果より

 

 経済状況について

 

 

1.親などからの経済的援助をうけていますか?

 

 

2.親からの経済的援助の、1か月のおおよその金額はいくらですか?(仕送り・お小遣い等)
3.経済的にゆとりがない方は、何を節約していますか?

 

まとめ

① 親からの援助を受けられない学生が4割以上。一人暮らしの学生でも同様の実態であった。
② 親からのいわゆる仕送り金額は2万円/月未満が7割近くまで増加。
③ 節約品目は「衣料品」「嗜好品」に次いで「食費」を切り詰めていた。

 

これらを踏まえ、2022年11月に文部科学省に「緊急給付金の制度継続と看護師養成所等への補助金を求める要望書」を提出しました。

 

要請事項

1. 「学生支援緊急給付金」について、今年度の制度の継続を求めます。すべての学生を支給対象とすることを求めます。
2. 国際人権規約第13条【教育に対する権利】を誠実に履行し、国の教育予算を増やし、高等教育無償化、補助金の拡充、給付型奨学金を創設し、お金の心配なく誰もが平等に学ぶことができる教育制度への転換を求めます。
3. 医師・看護師など医療職の国家試験で、新型コロナウイルス感染となった場合に国の責任において追加試験の機会を認め、今から準備対応するよう求めます。
また、移動による感染リスクを減らす上でも国家試験の会場を13都道府県に限定せず全都道府県に会場を設置することを求めます。

 

看護学生実態調査結果資料はこちら

▲ PDFでご覧になれます。

 

 

 

掲載日:2022年12月6日/更新日:2022年12月6日