6東病棟 助産師主任 嵯峨千紘さん 北海道:勤医協中央病院|看護師インタビュー
これまで勤医協札幌病院にあった産婦人科病棟ですが、2026年4月から場所を勤医協中央病院に移動し、新たに6東病棟(産婦人科/がん包括ケア)の混合病棟として展開していく事になりました。
そこで、今回は中央病院に新たな職種として加わった助産師の嵯峨主任さんにインタビューをさせていただきます。

Q1、まずは看護師時代の事からおしえてください。
◆看護師になろうと思った動機は?
→文系の大学在学中に1年間休学をし、北欧に短期語学留学とバックパッカーをしました。その時に、北欧の福祉施設を見学する機会が何度かあり、障害のある方も高齢者を排除せずにインクルージブな環境にあることを目の当たりにしました。帰国後、自分も福祉に携わる仕事をと思い、まずは看護師の資格を取得しようと思ったことが動機です。
◆看護師として働いていた時の印象深いエピソードはありますか?
→プライマリーの患者さんが亡くなられたのですが、その数日後と49日後、そして1周忌にご家族の方からお手紙と写真が届きました。『元気な時の母の写真です。病気じゃない時の母のことも知ってほしくて』という言葉が書き添えられ、元気なころの患者さんが笑顔で写っていました。今でも、気持ちがつらくなった時に手紙を読んで写真を眺めています。
Q2、助産師を目指そうと思ったきっかけは?
→新人1年目の時に産婦人科混合病棟に配属となり、3年間所属しました。夜勤中に分娩がある時は、看護師がベビーキャッチと児処置を行わなければならず、いつも不安と緊張でした。7年目の節目にスキルアップをしたいと感じた時に、自分の弱みは何だろうと考えました。真っ先に浮かんだのがベビーキャッチと児処置でした。ちょうど医大で助産学専攻科が開校するのを知り、一念発起して勉強をやり直し受験に挑戦しました。無事に合格する事が出来、進学しました。

Q3、実際に助産師として働いてみて、如何ですか?
→助産師の資格を取得し、助産師として何年働いても、分娩時の緊張はとても強く、不安を拭うことはできません。でも、この気持ちは決して忘れてはいけないと思っています。母子の命と健康が、私たち助産師の判断と手技にかかっているからです。

新生児室には、見守るように隠れ○ッ○―が・・💛
Q4、産科が中央病院に移転し展開していく中で、どの様な事に期待をしていますか?
→完全個室・差額ベッドなし・和痛無痛分娩の3本柱で、他院との差別化を図ることで分娩件数を増加できる事に期待しています。

授乳室のドアにかけられ絵馬
Q5、休日やプライベートの楽しみは何ですか?
→夏は登山です。山小屋泊をし、早朝の雲海からの朝陽を眺めることが至福の時間です。
サウナが大好きなので、子どもが寝た後は夜な夜な銭湯に行き、サウナで整うのが日課です。夏冬問わず、思い立ったら愛車のキャラバンで子どもと車中泊キャンプすることにハマっています。

分娩室の入り口には、札幌病院で使用していた表札がそのままかけられています
Q6、看護職を目指す学生さんへ一言
→看護観や目標なんて学生時代からわからなくてもいいと思います。私は今でも模索していますが、いつも仲間に恵まれて、少しずつ自分なりの助産観・看護観が養われてきました。成功体験を積み重ねることよりも、たくさんの失敗と遠回りをしながら、自分の道を切り拓いてください。
掲載日:2026年4月21日/更新日:2026年4月21日








