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認知症看護認定看護師 鶴田 綾さん 千鳥橋病院|看護師インタビュー

認知症患者さんの快感情を引き出すケアの大切さ

 

入院生活は大きな環境の変化を伴い、不安や混乱を引き起こしやすくなります。認知症患者さんも同様です。

そのため、「快感情」を引き出し、安心して過ごせる環境を整えることが重要になります。

快感情とは、安心感や快適さを感じる気持ちのことを指します。認知症の症状が進行すると、新しい環境やストレスに対する対処方法が難しくなり、不快な感情が溜まりやすくなります。これが繰り返されると、興奮や混乱などの行動・心理症状(BPSD)が現れることがあります。そのため、患者さんが快適さを感じる時間を増やし、不安を緩和することが必要です。

 

快感情を引き出すには、患者さんの生活習慣や好みを尊重し、入院前の日課を可能な限り継続できる環境を作ることが有効です。例えば、毎朝ラジオを聴いていた方には、病室でもラジオを聴けるよう配慮し、読書が好きな方には好きな本を手元に置いてもらうなど、細かな工夫が重要です。

 

これにより、患者さんは安心して「自分らしく」過ごすことができるようになります。

 

また、快適なケアを提供するためには、病院スタッフだけでなく、介護者との連携が不可欠です。日頃の患者さんの習慣や好みを共有することで、より適切なケアを実践できます。

 

 

 

 

認知症看護認定看護師は、認知症ケアの実践や職員への相談や指導をおこなうことで病院全体の質向上に取り組む役割があります。

 

当院では認知症ケアチームが毎週、職場巡回をすることで、安全に治療や療養ができ、慣れない入院生活でも「その人らしく」過ごせるよう活動しています。

掲載日:2026年7月25日/更新日:2026年4月21日