看護学生と看護学校への支援を求める要請行動を行いました
全日本民医連は全国の看護学生を対象に「コロナ禍の生活や学業への影響について」のアンケート調査を実施。1127人から回答を得た結果、以下のような厳しい状況が明らかになりました。2021年1月12日、アンケート結果を基に、看護学生と看護学校への支援を求めて、各党の国会議員を訪問するとともに文部科学省と厚生労働省に要望書を提出しました。
記者会見での発言内容 勤医会東葛看護専門学校 副校長 山田かおる(PDF)
[実態]
◆実習・授業への影響
コロナの影響で生活費の困難を感じている。
実習や講義中止により不安を感じる学生が6割おり、4人に1人の学生がいまだ実習再開の見込みが示されていない。
◆そのほかの影響
経済的支援、学費免除を求めている。コロナの影響でアルバイトが出来ないことが、大きく影響している。家族にも経済的影響があるため、学生自身が自力で対応しようとしている。看護師として働くイメージを深める一方、不安もある。
[国への要請事項]
1. 「学生支援緊急給付金」は9月末に終了したが、支給要件を緩和して改めて給付することを求めます
2. 国の教育予算を増やし、学費無償化・補助金の拡充、看護学生への給付型奨学金の創設を求めます
3. コロナ禍での看護職養成のために、養成校への必要な助成を求めます
掲載日:2021年1月12日/更新日:2021年7月20日