高等教育無償化を求める省庁交渉|2024年5月28日
お金の心配なく学業に専念出来るよう国は責任を
5月28日にナースアクションの一環として「高等教育無償化を求める省庁交渉」を国会内で行いました。看護学校教員は『お肉は高くて買えないから、タンパク質はお豆腐でまかなっている』などの学生の切実な声を紹介、『7割が奨学金を借り、多くの学生が生活費のためにアルバイトをせざるを得ない。いざ臨床に出ても、多額の借金を背負い、日々返済のために働いている。これが、日本の社会を担う若者の実態であって良いのでしょうか』と国に迫りました。
別の教員は、学校半世紀の歴史の中で初めて、受験者数が定員を大きく下回り、入学生数が半減、近隣校の多くも同様に定員割れの状態で、養成所はどこも存続の危機にある実状を伝えました。自治体からの補助金も、学生数によって減額されてしまい、このままでは閉校せざるを得ない状況になりかねない。国の責任で看護職の確保と養成に取り組み、看護職養成校を守ることを訴えました。
交渉には倉林明子、吉良よし子参議院議員、宮本徹衆議院議員が同席、「すべての看護職員の処遇改善を求める署名226,622筆」「高等教育無償化を求める署名124,923筆」(延べ数)を託し、その後懇談を行いました。
掲載日:2024年6月28日/更新日:2024年6月28日