看護部紹介|公益社団法人信和会 京都民医連あすかい病院 緩和ケア病棟
あすかい病院には、4つの病棟(急性期一般・回復期リハビリテーション・地域包括ケア・緩和ケア)があります。
今回は、緩和ケア病棟についてご紹介します。
緩和ケア病棟において大切にしていることは、「最期まで生ききること」です。
それを実現するために、がん患者さんとそのご家族の苦痛(身体的・精神的・社会的・スピリチュアル)が少しでも緩和できるように、様々なケアを実施しています。
その中からいくつかの取り組みをご紹介します。
◎すべての病室が個室で、洗面・洗面・簡易ベッドになるソファを設置しています。患者さん自身のペースで過ごすことができ、ご家族も他の患者さんに気兼ねすることなく付き添えるようになっています。もちろん個室料(差額ベッド代)は徴収していませんし、医療費の支払いに不安がある方には無料低額診療事業の活用相談も行っています。
◎食べたい物を食べていただくために、週3回『緩和メニュー』から食事を選べます。調理師が直接患者さんを訪問して聞き取りを行い、通常の入院では提供することがない「焼きおにぎり」や「冷やし中華」などを食べてもらうことができます。
◎定期的に音楽会などを開催し、入院生活の中に安らぎのひと時を提供しています。クリスマス会では、多職種チームによるハンドベルやピアノアンサンブルなどが披露されとても盛り上がりました。
最後に、病棟師長からのご挨拶
「緩和ケア病棟では『自分らしく生きる』ことを支え、患者さんやご家族に寄り添い続けたいと考えています。様々な専門職と一緒に考え、苦痛を緩和できるよう援助させていただきます。また、私たちは、『無差別・平等』の民医連綱領のもと、差額ベッド料はいただきません。この地域で最期の時まで安心して療養できるように切れ目のないケアを提供いたします。」
▲病棟師長
※画像は病院ホームページより引用
掲載日:2024年3月12日/更新日:2024年4月12日