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川崎医療生協|高校生看護体験|2022年夏

2022年の夏、コロナウィルスはオミクロン株 (BA.5)に変異し、これまでの波を上回る規模で感染が拡大し第7波を迎えました。特に若者の感染の広がりは大きな問題となっていましたが、試行錯誤を繰り返し高校生の一日看護体験を実施しました。

 

近隣に住んでいる高校生は「病院で行う看護体験」、遠方や感染への不安がある高校生は「オンライン看護体験」と選べるよう工夫しました。

 

参加者から「ネットや本・テレビなどの情報で思い描いた私の中の看護師像と、今日実際にお話しを聞いてできた新しい看護師像は全然違いました。食事介助という1つの作業でも、患者さんによって工夫し少しでも患者さんの理想に沿った方法で食べられるように考えていたのがすごく印象に残っています。私が思っていた以上に看護師は面白そうで素晴らしい職業でした。」と感想をいただいた。

 

2020年から始まった新型コロナウィルス感染症により、高校生たちは3年間しかない学生生活を「我慢や制限」をして、新型コロナウィルス感染症と闘ってきました。この状況下でも高校生達は、「人の役に立ちたい!看護師になりたい!」と熱い思いがあり、何度も心を打たれました。

 

高校生看護体験は、以前のように病棟内に入ることが出来ません。看護師の仕事がイメージできるよう写真や動画を使って説明し、自分と看護師の仕事を結び付けて考えることで、看護師の適性があるか?何で看護師になりたいのか?自ら自問する場にしていきたいです。

 

進路選択の一助になるようこれからも高校生の不安や求めていることをキャッチしながら看護体験を続けていきたいです。 

掲載日:2022年9月2日/更新日:2023年3月2日